春の天気の良い日には、ベランダに洗濯物を干したくなりますよね。
しかし、春は黄砂が飛散する時期でもあります。
自動車のボンネットにうっすらと、黄砂が積もっているのを見かけます。
ベランダに干した洗濯物にも同様付着していることになります。
黄砂は、洗濯物をはたくと取れるのでしょうか?
また、洗濯物をはたく以外に、黄砂から守るグッズなどをご紹介します。
もくじ
黄砂はどんな悪影響があるの?
黄砂とは、東南アジアの内陸部(主に中国)からの偏西風に乗って飛んできた砂ぼこりです。
砂ぼこりが、強風などにより上空に舞い上がり、浮遊しつつ東南アジアの広範囲に降下していく現象です。
日本での黄砂現象は、2~6月に観測されたことがあり、ピークは4月です。
黄砂は、私たちに様々な悪影響をあたえます。
- 洗濯物や自動車以外に、建物・田んぼや畑なども、砂ぼこりに覆われます。
- 黄砂で、周りがかすむと見通しが悪くなります。視界が悪くなり、交通障害にも影響をあたえます。
- 人や動物が黄砂を吸うと、健康に悪影響が出ます。
黄砂は、花粉と同じようにアレルゲンになる可能性があり、最近では、黄砂アレルギーというものもあるようです。
子供や高齢者、呼吸器系や循環器系の病気をもつ方などは、特に注意が必要です。
そして、何より厄介なことが、花粉やPM2.5も黄砂に混ざって飛散しているといわれていることです。
気象庁のホームページに、黄砂情報(予測図)が載っています。
黄砂が多いか少ないかが3日先くらいまで分かります。
天気予報を見る時に黄砂情報もチェックすると、洗濯物を外に干しても大丈夫かどうかも分かりますね!
黄砂の洗濯物対策!はたくと効果あり?
黄砂が多い日に、洗濯物をベランダに干していると、確実に黄砂が付着しています。
そのままにしておくと、洗濯物を取り込んだ時に、付着した黄砂が室内に入り込んでしまいます。
洗濯物を取り込む前にはたくと、黄砂はある程度は落ちるようですが、はたくことによって、黄砂が舞ってしまいます。
また、黄砂の粒子は大変細かいので、吸い込まないように注意して下さい。
黄砂がついてしまったら、もう一度洗濯し直すのが1番です。
そして、今度はベランダなど外干しをしないようにしましょう。
ベランダで洗濯物を干す時の便利グッズ
洗濯物を黄砂などから保護するカバーも販売されています。
どうしても外干ししたい場合は、使ってみるのも良いと思います。
中には、黄砂より粒子の細かいPM2.5の付着を軽減する商品もあるようです。
黄砂がひどいときは部屋干しも
アレルギーがある方は、春の時期は室内干しや乾燥機、コインランドリーでの乾燥がおすすめです。
黄砂が付くこともありませんし、乾燥機ならふっくらと乾かすことができます。
部屋干しの場合は、部屋干し特有の臭いや菌の繁殖を防ぐため、短時間で乾かすことが大切です。
洗濯物の間隔を広げて干したり、薄い服と分厚い服を交互に干すだけで風通しがよくなり、早く乾かすことができます。
浴室乾燥を利用したり、エアコン+扇風機(サーキュレーター)を利用して素早く乾かしましょう。
まとめ
今回は、黄砂は洗濯物をはたくと取れるのか、洗濯物をはたく以外に黄砂から守るグッズなどをご紹介しました。
洗濯物に黄砂が付着してしまったら、黄砂が舞わないように、はたく時にも気を遣わないといけません。
そして、付着がひどいようなら洗い直しもありえます。
本当に手間ですね!