家の中の掃除で一番億劫な場所は、お風呂場です。
壁にも床にも、そして椅子にも茶色の汚れが目立ちます。
椅子の裏側や側面は見て見ぬ振りしたくなるくらい汚れている時も。
新築の時のピカピカのお風呂に戻したい!
掃除しても壁や床の茶色の汚れが落ちない、どうにかならないものかとお困りの方、お風呂掃除にストレスを感じている方は、ぜひご一読くださいね。
もくじ
お風呂の壁・椅子・床の茶色の汚れの原因は?
お風呂場は、一日の汚れを落とす場所です。
水垢だけでなく石鹸カス、人の垢、皮脂汚れ、カビなど汚れという汚れが溜まっています。
また、お風呂場は湿気の多い場所でもあります。
カビ菌が活発に繁殖する20℃~30℃に近い温度なので、垢や皮脂汚れを栄養に菌はどんどん増殖していきます。
どうりで毎日掃除をしても思ったようにキレイにならないわけです。
特に、床は洗い場なので最も汚れが溜まります。
タイルにそって茶色の汚れが目立ちますよね。
体や頭を洗う際には、シャンプーや石鹸の泡が飛び散り壁には茶色の点々の汚れを残します。
床や壁だけでなく、椅子の側面や裏側にも茶色の汚れが目立ちます。
この茶色の汚れの正体は何かというと水垢です。
石鹸やシャンプーの泡と皮脂汚れが、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムといった金属イオンと反応して、落としにくい茶色の水垢に変化しているんです。
この茶色の汚れ、スポンジでバスクリーナーを付けてゴシゴシこすってもちっとも落ちてくれません。
お風呂の壁・椅子床の茶色の汚れの落とし方
水垢はアルカリ性の汚れなので、落とすには酸性タイプの洗剤が効果があるんです。
(汚れごとに汚れの原因や性質とか知っておかないと無駄な努力をしてしまいますね。)
具体的にいうと、塩酸、シュウ酸、クエン酸が含まれる洗剤は効果があると考えられます。
ただし、塩酸やシュウ酸はすごく刺激性が高いのでお風呂掃除の使用には適していません。
と、残るのはクエン酸ですが、クエン酸はかんきつ類や梅干しにも含まれる有機化合物です。
市販の強力な洗剤とは異なり、環境や人体にやさしい成分なのでお風呂掃除にも使えますよ。
クエン酸スプレーで汚れを落とします。
【クエン酸スプレーの作り方】
水200mlに粉末のクエン酸を小さじ1杯ほど。
スプレーボトルに入れて混ぜればクエン酸水の出来上がりです。
なかなか落ちない頑固な汚れにはスプレーするだけでなく、クエン酸をパックすると効果的です。
汚れの気になる部分にキッチンペーパーを敷いて、クエン酸水をスプレーしてラップをかけます。
クエン酸の蒸発を防いで密閉することでよりクエン酸の効果を引き上げましょう。
汚れの度合いによりますが、1時間~2、3時間放置してください。
椅子の茶色の汚れにもクエン酸が効きます。
こちらはクエン酸の浸け置き洗いをしましょう。
浴槽にお湯を溜めて(残り湯で大丈夫ですよ)クエン酸をコップ1杯分ほど混ぜましょう。
椅子だけでなく、おもちゃや桶なども一緒に入れちゃってもいいですよ。。
そのまま数時間浸け置きして、後はスポンジでこすると、こちらもピカピカの状態になります。
一つ注意ですが、クエン酸を塩素系の漂白剤と混ぜては絶対だめです。
有毒な塩素ガスを発生する可能性があるので注意してくださいね。
もし、クエン酸でもきれいにならなかったら、それは酸性の汚れが残っている可能性があります。
先ほども説明したように汚れの性質ごとで効き目のある洗剤が変わってきます。
酸性の汚れに効果があるのは、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性のものです。
ぬめりのある皮脂汚れは酸性なので、このような汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダを試して下さい。
重曹よりセスキの方が洗浄力が高いのでおすすめですよ。
水500mlにセスキを小さじ1杯ほどスプレーボトルに入れて混ぜてスプレーしてください。
吹き付けるだけで簡単にお掃除できます。
お風呂の壁・椅子・床のお手入れ方法
できれば、常にピカピカのお風呂の状態を保ちたいですよね。
なるべく汚れを溜めない毎日のお手入れの方法をご紹介します。
カビが活発になるのは20℃~30℃あたりですが、50℃以上になるとカビ菌は死滅すると言われています。
お風呂から上がるたびに熱めの温度のお湯を壁や床にかけるように習慣づけてみてください。
当てる時間が長いほど効果があります。
毎日続けることでカビの繁殖を少しでも抑えられます。
ただし、50℃といったら火傷する温度ですから充分気を付けてくださいね。
また、お湯で流すだけでは汚れは落ちません。
できれば中性洗剤をスポンジに垂らしてお風呂場全体をこすってください。
洗剤の洗い残しも汚れの原因になりますからきちんと流してくださいね。
毎日は大変という人は二日おきでも大丈夫です。
見た目に汚れが付いてないからとお湯で流すお手入れを繰り返していると、汚れは蓄積され、あの頑固な茶色の汚れに変化してしまいます。
お手入れは中性洗剤で続けてみてください。
そして、少しでもお風呂掃除の手間を省きたいのなら浴室の換気をしっかりと行うことです。
浴室の換気扇は24時間回し続けることをお勧めします。
湿気を逃してカビ予防になります。マンションにお住まいの方は特に換気をお忘れなく。
少し手間かもしれませんが、効果があるのが風呂上りに浴室全体の水気をタオルでふき取ることです。
まとめ
お風呂掃除は、面倒くさいお掃除場所のNo1です。(私的には)
自分で毎日掃除するとなるとストレスですよね。
家族で当番制にするのもありですよ。
我が家では、長期の夏休みなどは長男君の仕事になります。
時々任せるくらいなので結構張り切ってやってくれますよ。
そして、ふだんは最後に入浴する旦那さんにお任せしています。
キッチンもトイレも風呂場も全部するのは大変!!
お風呂場は家族みんなが使う場所。