焼き魚って調理が簡単でおいしいですよね。
でも魚焼きグリルの網の焦げ付きの掃除が大変です。
グリルの網の焦げ付き防止の方法はないのでしょうか。
掃除にはセスキ炭酸ソーダと重曹が役に立ちます。
今回は、重曹とセスキ炭酸ソーダを使った魚焼きグリルの掃除方法と焦げ付き防止法もご紹介します。
[washmiddle]もくじ
重曹とセスキ炭酸ソーダの違い
ナチュラルお掃除で話題の重曹とセスキ炭酸ソーダ。
どちらも100円均一で手に入れることができます。
この2つの違いを説明します。
重曹
重曹は、食品添加物や医薬品として古くから利用されてきました。
粒子が細かく水に溶けにくいため、クレンザー(磨き粉)として使えます。
加熱すると分解して炭酸ガスを発生します。その力を利用して焦げを浮かせることができるんです。
セスキ炭酸ソーダと比べるとアルカリ性はかなり弱めです。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、絹・羊毛・木綿等の洗浄精練用に使われていたり、浴剤や家庭用洗剤に配合されています。
重曹に比べアルカリが強いので、油脂を乳化したり、タンパク質を分解するのに向いています。
でもアルカリはタンパク質を溶かすので、手荒れしやすい人はゴム手袋をしたほうが安全ですね。
重曹・セスキで魚焼きグリル網の焦げ付きの掃除方法
魚焼きグリルの主な汚れの原因は、焼いたときに魚から出た「油」と網についた魚の皮の「焦げ」です。
汚れの原因別に重曹と、セスキ炭酸ソーダを使い分けます。
焼き網
焼き網の汚れは主に魚の焦げ付きですので、焦げ落としに強い重曹を使います。
- 網がつかるくらいの桶(無ければゴミ袋でもOK)に40℃のお湯1リットルを入れ、重曹大さじ3杯を入れてよく溶かします。
- そこに網を入れて、30分から1時間浸けておきます。
- 汚れが浮いてきたら、スポンジや歯ブラシ、ナイロンたわしでこすり落とします。
頑固な焦げはアルミホイルを丸めたものを使うとよいです。
受け皿
受け皿の主な汚れは油です。
そのため、油汚れに強いセスキ炭酸ソーダを使って掃除をします。
- 網と同様に、桶(なければゴミ袋)を用意し、50℃くらいのお湯1リットルにセスキ炭酸ソーダ大さじ1をよく溶かします。
- そこへ受け皿を浸し、30分から1時間放置。汚れが浮いてきたらスポンジか歯ブラシでこすり落とします。
取っ手のべとべとが落ちてスッキリ!すっごいピカピカになるので、楽しいですよ!
魚焼きグリルの庫内
グリルの庫内まではなかなか掃除しませんよね。
取り外しもできないし、奥まっていて掃除しづらそう。
でも、庫内に飛んだ魚の油が、臭いの原因になっているのです。
1カ月に1度はお掃除をおすすめします。
- まず空のスプレーボトルに、水500ミリリットル、セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯(汚れ具合によってはもう少し多め)を入れてセスキスプレーを作ります。
- セスキスプレーをキッチンペーパーに吹付け、庫内に貼っていきます。
- その上からをさらにラップで覆って、30分から1時間放置。(汚れがひどいときは半日程度)
- ラップを外して浮いた汚れをキッチンペーパーで拭き取り、さらに古布で拭きます。細かい部分は歯ブラシや竹串、割りばしを使うといいですよ。
- 最後に水拭きをして完了です。
ふだんやらない箇所まできれいにすると、本当に空気も気持ちも変わりますよ!
掃除した後臭いが残っている場合は、お茶やコーヒーの出がらしを受け皿に入れて弱火で数分加熱してください。
水分が飛んだらさまして取り出せば、消臭完了です。
[washmiddle]魚焼きグリルの焦げ付き防止方法
せっかくきれいにしたんだから、できるだけこの状態をキープしたいですよね。
次使うときはさらに楽に掃除したいし、庫内もあまり汚したくない。
魚焼きグリルの網の焦げ付きボスには、お酢かサラダ油を網に薄く塗り、よく温めて使うと焦げ付きにくくなりますよ。
受け皿の汚れ防止には、水ありタイプの場合は片栗粉を使います。
水300ミリリットルに対して片栗粉大さじ4杯をいれます。
片栗粉が油をキャッチして、固めてくれます。
水なしタイプの場合はグリルストーンを敷き詰めます。
石が油を吸収し、汚れを防いでくれます。商品によって、3~5回使用したら交換してください。
[washmiddle]まとめ
今回は、重曹とセスキ炭酸ソーダを使った魚焼きグリルの掃除方法と焦げ付き防止法もご紹介しました。
掃除の手間を考えるとおっくうだった焼き魚も、これで献立にしやすくなりますね。
魚はヘルシーで、家族にもたくさん食べてもらいたい食材です。
どんどん食卓にあげていきましょう!