シーツや枕カバー、布団カバーはなかなか毎日洗濯しませんよね。
夏場などは寝汗の量もぐんと増えて、あっと気づいた時にはシーツや枕カバー、布団カバーにシミが。
しかも、付いてしまった黄ばみの落とし方が分からない…。
洗濯してもなかなか落ちない。
毎日欠かさず使う寝具類は、やっぱり清潔が一番です。
頑固な黄ばみの落とし方マスターして快適な睡眠を手に入れましょう。
もくじ
シーツ・枕カバー・布団カバーが黄ばむ原因は?
黄ばみの原因は、就寝中にかく汗、皮脂、よだれなど体から排出された老廃物が、空気と接触することで酸化して変色したものです。
特に、男性は30代~40代に突入すると皮脂の分泌が高まり寝具の黄ばみが目立つようになります。
ワイシャツの襟が黄ばみますよね、あれと同じです。
睡眠時間の約6時間~8時間の間に私たちはコップ1杯分の汗をかきます。
子どもだと2杯分にもなります。
夏場ならもっとかいてもおかしくありませんよね。
枕カバーは、シーツや布団カバーよりもさらに頭皮の皮脂によって汚れるので、さらに黄ばみや臭いが気になります。
普段の食事の内容でも黄ばみの原因になったりします。
脂っぽいものやジャンクフードを好んで食べる人は、黄ばみやシミの原因となる成分の汗をかきやすいのだそうです。
お手入れに使った防菌・防臭スプレーが、汚れを表面に浮き上がらせて黄ばみとなることもあります。
洗い残した洗剤も、化学反応を起こしてシミになって残ってしまうこともあります。
この黄ばみやシミ、通常の洗濯では思ったほど白くなりません。
何とかスッキリした白色に戻したいですよね。
その方法や対策をお伝えしていきます。
シーツ・枕カバー・布団カバーの黄ばみの落とし方
洗濯機で洗っても思ったほど黄ばみが落ちていない場合、浴槽で一度浸け置きして洗ってみましょう。
1、浴槽に40℃~50℃くらいのお湯を3分の1ほど溜めて、酸素系漂白剤、洗濯用洗剤を加えて浸け置きします。
1~2時間が目安です。
酸素系漂白剤は粉末の方がより洗浄力が高いのでおすすめです。
塩素系の漂白剤は白くなりやすいのですが、生地が傷む可能性もあるので酸素系の方がおすすめです。
この時、重曹がある場合は一緒に混ぜてみましょう。
重曹は、皮脂汚れを落とす効果が高いのでシミ抜きには役に立ちますよ。
2、浸け置きした後は、軽くすすいで洗濯機へ投入して通常のお洗濯です。
臭いも気になっている人は柔軟剤も工夫してみてくださいね。
番外編として、黄ばみの部分的な汚れを、ボディーソープや洗顔を歯ブラシに付けて洗う方法もあります。
確かに皮脂汚れが主な原因のシミには効果がありそうです。
シーツや枕カバーより洗いにくいのが布団カバーです。
布団カバーの替えを準備していないとなかなか洗えませんよね。
布団カバーもシーツなどと同様に皮脂で汚れています。
シーツなどに比べて洗う頻度も少ないためダニの温床になることも…。
アレルギーの原因にもなるので布団カバーもきちんとお手入れしましょうね。
布団カバーは一番表に出ているので思った以上にほこりが付いています。
- 洗う前に、コロコロなどでほこりやゴミをある程度取りましょう。
- 畳んでネットに入れて洗うと生地をいためません。
シーツ・枕カバー・布団カバーの黄ばみを防ぐ方法
日頃からできる黄ばみ対策として、起床後にはすぐに布団を畳んでしまうのではなく湿気を逃がしてあげることが大切です。
寝汗をそのままに押し入れにしまってしまうと黄ばみやカビが発生しやすくなります。
ベッドの場合も、布団や毛布をめくって通気性をよくしてあげてくださいね。
布団の中に一晩こもった臭いも放出されます。
日頃の寝汗の量を少しでも抑えるために、通気性のよい寝具に変えるのも一つの対策です。
化学繊維のシーツは蒸れやすいので、天然素材の麻や綿に変えることが汗をよくかく人にはおすすめです。
枕もシーツよりも黄ばみやすいので丸洗いできるタイプにすると、汗びっしょりの朝でもポイと洗濯機でスッキリさせることが可能です。
3日に一度の洗濯は難しいですよね。
シーツは1枚ずつ、枕カバーは数枚の替えがあると安心です。
先ほどお話ししたように、食べるものによっても汗じみが強くなります。
バランスの取れた食事や規則正しい生活習慣も重要ですよ。
つまり、ストレスはシーツや枕カバーにも表れるんですね!!
まとめ
今回は、シーツ・枕カバー・布団カバーの黄ばみの落とし方と予防法をご紹介しました。
真っ白いシーツに真っ白い枕カバー。
確かに気持ちからリフレッシュできそうです。
一度、浸け置き洗いでスッキリさせましょう。
眠りは人間にとって回復の時間です。
その眠りをなるべく快適にできれば心も体も軽くなれるはずです。