食事中にうっかり子どもに取ってと頼んでしまったがために、こぼされてしまった醤油の瓶。
じゅうたんやカーペットについた醤油は、シミだけではなく臭いも気になります。
醤油の染み抜きは、なんだか難しそうですよね。
今回はそんなじゅうたんやカーペットについた醤油の染み抜き方法をご紹介します。
[washmiddle]もくじ
じゅうたんについた醤油の染み抜き方法
まずはじめに、ティッシュやキッチンペーパーを使って、醤油がじゅうたんに染み込んでしまう前に、表面の醤油をやさしく吸い取りましょう。
ここで大切なのは、トントン押し付けたりはしないこと。
トントンしてヨゴレを落とすのは、この後に洗剤を使い染み抜きするので、あくまでも吸い取るという事を念頭に置いてティッシュをそっと出来る限り表面の水分を吸い取りましょう。
ある程度表面の醤油が吸い取れたら、次に台所用洗剤をぬるま湯で薄め、シミを取り除くための洗剤液を作ります。
コップ一杯(100~200ml)のぬるま湯に、台所用洗剤を5~10滴垂らして、混ぜ合わせます。
できた液を、雑巾やタオルに少しずつつけてシミを押し出していきます。
ゴシゴシこすって醤油のシミを広げてしまわないように、また力を入れすぎてシミを奥に押し付けないように、トントンとヨゴレを浮かせて落とします。
手作業で時間がかかりますが、地道にコツコツとやれば、醤油のシミは必ず取れます。
シミがとれたら、雑巾のきれいな部分か新しいものを用意し、ぬるま湯または水で濡らして、じゅうたんの洗剤液を落としましょう。
最後に乾いた雑巾でじゅうたんの水分を取り、これで終了です。
ドライヤーで一気に乾かしてしまうのも早いですよ。
[washmiddle]醤油の染み抜き応急処置
朝、出かける前で、そんな時間がない!
という人も、表面の汚れだけでも吸い取って行きましょう。
吸い取っている時間がなければ、ティッシュを数枚重ねてシミ部分に当てておき、帰宅後に上記のやり方で残った醤油のシミを落としてみてください。
醤油とは本来、水溶性のため水には溶けやすい性質なのです。
色濃くシミにしてしまわぬよう、少しでも薄めておきましょう。
[washmiddle]醤油の染み抜き!こんな裏技も!
上記にあげたやり方は、昔からよくある落とし方ですが、最近では、こんな新しい方法もあるんです。
ここで使うのは、掃除機。
先程と同じように、まず表面の水分をティッシュなどで吸い取り、水またはぬるま湯を直接シミ部分にかけましょう。
その上にタオルか雑巾をかぶせたら、ここで掃除機の出番です。
かぶせた雑巾の上から掃除機をかけると、じゅうたんの醤油のシミが掃除機に吸い上げられ、雑巾へと移りシミを落とすことが出来ます。
広い口ではなく、ノズル部分で吸引した方が、ピンポイントに吸い取れますよ。
醤油のシミが落ちるまで何度か繰り返し、最後はじゅうたんが濡れていれば、ドライヤーなどで乾かしましょう。
[washmiddle]頑固な醤油の染み抜き
上記の方法では取れないガンコな汚れと化した醤油シミは、漂白剤を使って落としましょう。
市販の酸素系漂白剤(ワイドハイター等)を用意して、液体の漂白剤であれば直接、粉末タイプの物は裏面に記載されている量を確認のもとお湯に薄めて溶かして、雑巾またはタオルに浸してシミ部分にトントン当てましょう。
30分~1時間ほど置いてから、乾いたタオルで水分を吸い取り、醤油のシミが落ちが悪ければ、この工程を何度か繰り返しましょう。
醤油のシミが落ちたら、仕上げにぬるま湯で洗剤液を落とします。
最後は乾いた雑巾で水分を取るか、ドライヤーで乾かしましょう。
漂白剤の種類
漂白剤は、いつもの洗濯では落としきれなかった汚れを落とすためにあります。
漂白剤には、酸素系漂白剤と塩素系漂白剤があります。
酸素系漂白剤には液体タイプ・粉末タイプがあり、白物だけでなく色柄物にも使えます。
今回のようなじゅうたんにも使うことができるのは酸素系漂白剤になります。
一方、塩素系漂白剤は、液体タイプのみになり、酸素系漂白剤よりも漂白力・除菌力ともに強く、色柄物には使用できません。
大切な衣類を守るために、漂白剤を使う際は、目的に合わせた種類を選ぶよう、注意してくださいね。
まとめ
今回は、じゅうたんについた醤油の染み抜き方法についてまとめてみました。
一見すると、黒くてついてしまったら落ちない様にみえる醤油のシミですが、すぐに対処すればキレイに落ちるので、慌てず優しく落としてくださいね。