お気に入りの服に花粉がついて、こすっても洗っても落ちなかったことがあります。
よくあるのがゆり花粉がついてしまうこと。
結局洗濯しても落ちることがなかったので、仕方なく処分しました。
服についたゆり花粉を自宅で落とすことは出来ないのでしょうか。
花粉は洗濯で落ちるのか?きれいに落とすコツと注意点をご紹介します!
[washmiddle]もくじ
花粉が落ちないのはどうして?
花粉には粘り気があります。
例えば、ユリの花の花粉には油分が含まれています。
どうしてかと言うと、花粉に粘り気があることでユリにとまった虫たちの体に花粉がつきやすくなり、虫たちに花粉をしっかり届けてもらうことができるからです。
粘り気がない花粉だと、風で飛んでいってしまいます。
服や肌に付着してもなかなか落ちないのは、そういう原理というわけです。
[washmiddle]花粉を落とす時の注意点!やってはいけないこと
花粉がついた洋服を洗濯する前に、注意することがあります。
注意点を守らないと花粉がますます落としにくくなってしまうので、しっかり確認をしておきましょう。
水で落とす
花粉に水分を含ませると、繊維に花粉の色素がしみ込み取れなくなってしまいます。
落とすどころか、花粉を繊維の奥へ押し込んでいるようなものです!
水を使うことは、花粉を落とす時に絶対にやってはいけないことです。
手で払う
“粉”なので、さっと手で払ってしまえば取れると思ってしまいます。
しかし、粘り気があるため花粉が手につきますし、服の表面にも広がってしまいます。
繊維の奥に入ってしまうこともあるので、おすすめできません。
そして、手ではらっても花粉は10%も落ちていないんだとか。。
ティッシュで拭く
ティッシュを使うと、上から押さえるような形になるので、こちらも繊維の奥に入ってしまいます。
ついティッシュで拭きたくなりますが、こちらもおすすめできません。
[washmiddle]服についた花粉の落とし方
それでは、なかなか取れない花粉はどのように取ればよいのでしょうか?
服についた花粉の落とし方をご紹介します。
ガムテープ(又は粘着テープ)を使用する
ガムテープ(又は粘着テープ)で取る方法です。
ガムテープを花粉が付いているところにあて、はがすだけです。
これで、驚くほどよく取れます!粘着テープも同様です。
ほとんどの花粉は、この方法で取り除くことができます。
ただし、往復せずに、1回ごとに新しい面で取って下さい。
せっかく取った花粉を、別のところに付着させてしまいます。
マニュキュアを使用する
ガムテープで取り除くことができなかった花粉は、マニュキュアの除光液で取ることもできます。
除光液は「アセトン」入りの物を使って下さい。
アセトンは、ほとんどの油分を溶かすため、油分の入った落ちにくい花粉も落とすことができます。
ここに本文を入力
- まず、服の裏側など見えない所で、服が傷まないかチェックをする
- チェックがOKなら、タオルを敷き、その上に花粉が付着した部分をタオルの上に置く(タオルと花粉が接するように)
- アセトンが配合されているマニュキュアの除光液を綿棒にしみ込ませる
- 服の裏側から除光液をしみ込ませた綿棒で、裏側からしみの部分をトントンとたたく
- タオルに花粉が移動する。
アセトンは、引火性があり、特有の匂いもあります。
また、揮発性が高く、皮膚や爪の油分も取り去ってしまいます。
これは、乾燥によって起こるので、アセトンを使用した後は、必ずハンドクリームなどで油分を補って下さい。
掃除機で吸う
花粉を掃除機で吸う方法もあります。
吸引力の有無も大切ですが、掃除機を使う場合は、何より紙パック式を使用して下さい。
サイクロン式は紙パックが無いので、ゴミを捨てる時に花粉がつくおそれがあります。
クリーニング店に持ち込む
高価な洋服など、花粉取りを失敗したら困る洋服は、クリーニング店に依頼した方が安心です。
しかし、花粉は非常に取りにくい物なので、断られる場合もあるようですね。
[washmiddle]まとめ
花粉は、本当にやっかいな物ですね!
私が試した方法は、全て間違っていたようです。
もっと早く、正しい花粉の落とし方が分かっていれば、あのお気に入りの洋服を処分せずに済んだのにと悔しくなります。
しかし、ガムテープで簡単に取れることが分かり、次はこの方法を試そうと思いました。
花粉がつくのを防止するために、花粉防止スプレーを使用したり、洗濯の時に柔軟剤を入れることもできます。
柔軟剤は、静電気の発生を抑える効果があるため、花粉がつきにくくなります。
普段からの花粉対策も大切ですね!