子供の体操服って洗っていても、いつの間にか首回りやわきの下が黄ばんできますよね。
毎日洗っていても黄ばんでくるのに、持って帰ってくるのは週に一度ということもあります。
今回は、体操服の黄ばみを取る方法をご紹介します。
体操服の黄ばみを取る方法は、酸素系漂白剤を使い家庭でも簡単にできるので、ぜひ試してお子さんの体操服を新品のように真っ白にしてあげてください。
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もくじ
体操服はどうして黄ばむの?
体操服は毎日洗濯していても黄ばんでしまいます。
どうして黄ばんでしますのでしょうか?
それは、皮脂汚れやタンパク質汚れが落としきれずに蓄積し、それが酸化して変色して黄ばんでしまうのです。
皮脂汚れは油性の汚れに分類されますが、水洗いではなかなか落ちにくいのです。
皮脂汚れのような油性の汚れは、ぬるま湯くらいの水温で洗った方が落ちやすいのですが、家庭で洗濯する場合は常温を使うことが多いですよね。
だから、家庭での洗濯で完全に皮脂汚れを取るのは難しいんです。
でも、少しでも汚れが落ちるように、「洗濯物は詰めすぎない」「洗濯洗剤の量は決まった量を入れる」など、洗濯の基本を守って洗濯するのも大切です。
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体操服の黄ばみを取る方法
それでは、体操服の黄ばみを取る方法をみていきましょう。
まずは固形石鹸で洗う
普段の洗濯で落としきれなかった皮脂汚れを落としていきます。
洗浄力をあげるために、皮脂汚れに強いアルカリ性の固形石鹸(台所用食器洗剤でも代用可能)とぬるま湯(40℃程度)を使用します。
- 洗面器やシンクに40℃ほどのぬるま湯をはる
- そこに体操服を浸す
- 黄ばみに気になる部分に、直接固形石鹸をこすりつける
- しっかり泡立てながら揉み洗いをする
- ぬるま湯ですすいで通常通り洗濯する
普段の洗濯に、ワイシャツの襟など汚れが気になる時には、固形石鹸での下洗いを加えると、より洗濯で汚れを落とすことができますよ。
酸素系漂白剤で漂白する
黄ばんでしまったものは、洗剤での洗濯だけではなかなか落とすことはできません。
下洗いが終わったら、次は酸素系漂白剤を使って漂白をしていきます。
漂白剤には酸素系だけでなく、塩素系漂白剤もあります。
塩素系漂白剤は確かに漂白力は強いですが、衣類の色や柄まで真っ白にしています。
また、それだけ生地へのダメージも強くなります。
漂白剤は色柄物にも安心して使える、酸素系漂白剤を使いましょう。
酸素系漂白剤には、液体タイプと粉末タイプがありますが、できれば粉末タイプの漂白剤を使用しましょう。
液体タイプは酸性で、粉末タイプに比べると漂白力が落ちてしまします。
粉末対タイプの主成分は過炭酸ナトリウムで、アルカリ性のため皮脂汚れなどの油性の汚れに強く、漂白力も強くなります。
過炭酸ナトリウムで店頭のお掃除コーナーにありますよ。
- 洗面器やシンクにお湯をはり酸素系漂白剤を溶かす
- そこに体操服を1時間程度漬け込む
- 最後に柔軟剤を入れずにいつも通り洗濯すする
手荒れ防止のため、ゴム手袋を使いましょう。
過炭酸ナトリウムは、水に溶けにくいためぬるま湯(40℃から50℃)に溶かすことで漂白効果が増します。
漂白液につけ込む時間が長すぎると生地を傷めることになるので、1時間程度にしておきましょう。
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体操服の頑固な黄ばみを取る方法
長く黄ばみを放置していると、酸素系漂白剤では黄ばみが落ちない場合もあるでしょう。
そんな頑固な黄ばみは過炭酸ナトリウムと一緒に煮洗いをします。
煮洗いは殺菌効果もあるので、黄ばみを落として一石二鳥です。
- 鍋(アルミ素材以、変色や腐食することがあるため)
- 過炭酸ナトリウム
- 黄ばんだ体操服
- 鍋にたっぷりの水を入れ、過炭酸ナトリウムを大さじ1~2入れる
- 泡がフツフツ出てくるまで煮立たせる
- 過炭酸ナトリウムが溶けたら、体操服を入れる
- 泡がフツフツしている状態で5~10分煮洗いする
- 火を消して粗熱が取れるまで放置する
- ぬるくなったら、水でよくすすぐ
- 脱水して干す
あまり強火で沸騰させると吹きこぼれてしまうので注意しましょう。
煮洗いが終わってすすいだら、気になる場合はいつも通り洗濯しても構いません。
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まとめ
今回は、体操服の黄ばみを取る方法をご紹介しました。
黄ばみは、毎日の洗濯で落としきれなかった皮脂汚れが酸化して変色してしまったものでした。
- 固形石鹸とぬるま湯で下洗い
- 酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)でつけ置き
- 鍋で過炭酸ナトリウムを加えて煮洗い
1の固形石鹸で下洗いを普段の洗濯でも取り入れると、黄ばみの発生を抑えることにもなります。
過炭酸ナトリウムは洗濯機のカビ取りや食器や布巾の漂白など、他にも使い道があるので1つ持っていると便利ですね!
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