インフルエンザや風邪がはやる季節になると、うがいが欠かせません。
そんな時に活躍するのがイソジンなどのうがい薬。
だけど、このうがい薬が飛び散って洗面台や服に汚れがついた時はやっかいです。
色も目立つし、なかなか取れません。
今回は、洗面台や服についたうがい薬汚れの落とし方を紹介します。
[washmiddle]もくじ
洗面台についたうがい薬汚れの落とし方
洗面台にうがい薬をこぼしてしまったときは、すぐに洗い流しましょう。
でもしばらく時間がたって乾いてしまったら、メラミンスポンジで擦ります。
それでも落とせなくなったときは、以下の方法を試してみてくださいね。
用意するものは「ハイポ」
ハイポはカルキ抜きとして売られており、熱帯魚屋さんやペットショップで手にいれることができます。
うがい薬のシミの上にハイポの結晶を置き、その上からお湯を少量かけます。
するとハイポはうがい薬のヨードを分解して、色が透明になっていきます。
実はこれ医療の現場でもよく使われているらしく、ヨードで消毒したらハイポアルコール(チオ硫酸ナトリウム水和物)で脱色するものだそうです。
医療の現場では常識なんですね。
素材が石の洗面台だと、うがい薬のシミができやすいので、脱色できるのは便利です。
しかし、うがい薬のシミを長時間放置しておくと、大理石は表面のツヤがなくなりますのでなるべく、すぐに洗い流すようにしましょう。
ちなみにタイルの目地についたうがい薬は以下の方法を試してみましょう。
- ティッシュなどに塩素系漂白剤(ハイターなど)の原液を浸みこませ、汚れの上に貼りつけます。
- 5分から10分放置した後、水で絞ったぞうきんでたたくようにして汚れを吸い取らせます。
服についたうがい薬の染み抜き方法
服にうがい薬がついた場合は、水またはぬるま湯で洗い流します。
それでも落ちないときは、これもハイポを使います。
うがい薬がついた箇所に、ハイポを水で溶かしたものをかけます。
しかし、服の素材によっては脱色できないこともあるそうです。
その場合は以下の方法を試してみてくださいね。
- セスキ炭酸ソーダ
- 台所用洗剤
- 液体酸素系漂白剤(塩素系ではなく酸素系です)
- クエン酸
- 歯ブラシ
- 手袋(酸素系漂白剤は強い洗剤なので手荒れしやすい方はしたほうが良いです)
- ドライヤーか熱湯
1.シミの部分に台所用洗剤をつけて、歯ブラシでトントンとたたきます。
これだけで落ちれば水ですすいで終了ですが、落ちない場合は②へ。
2.残ったシミの上に炭酸セスキソーダをかけ、更に液体酸素系漂白剤を大さじ1杯かけます。
3.ドライヤーで温めるか、熱湯をゆっくりとシミの上にかけ、5分から10分放置。
4.そのままだとアルカリで生地が傷んでしまうので、クエン酸小さじ1杯を水200ミリリットルで溶かしたクエン酸水をかけます。
これで落ちなかったら、①から④を繰り返します。
その後は洗濯機で普通に洗いましょう。
まとめ
うがい薬の赤褐色の成分であるヨードは、ハイポで分解・脱色する性質があります。
ハイポは熱帯魚などの飼育に使う水道水のカルキ抜きで、熱帯魚屋さんやペットショップで手に入ります。
洗面台や服が、うがい薬で汚れたときはハイポをつけてみましょう。
みるみるうちに色が透明になります。
服は素材によってうがい薬の汚れが落ちないこともあります。
その時は台所用洗剤と炭酸セスキソーダ、液体酸素系漂白剤を使った方法を試してみてください。