トイレの臭いって、お客さんが来る時や自分の直後に誰かが使用する時は気になりますよね。
良い香りは記憶に残る一方で、強烈な臭いや苦手な臭いも記憶に残りやすいものなんです。
実はトイレの臭い消しをマッチがしてくれるって知っていますか?
今回は、トイレの臭い消しをマッチでできる理由や注意点、マッチ以外の臭い消しの方法もご紹介します。
あそこのおうちのトイレの臭いはちょっと…という記憶が残ってしまったら恥ずかしいですよね。
マッチって火を点ける以外の方法で使用したことなかったですが、こんな意外な効果をもたらす使用方法もあるのですね。
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【トイレ後の臭い消し】どうしてマッチでできるの?
トイレの後の臭いが気になる時ってありますよね。
家であっても、次にすぐ家族が使用するとなると「あ…臭い気になるかも…」と少し恥ずかしい思いをすることがあります。
家族とはいえエチケットを守って生活できるとよいですね。
さっそく、マッチに消臭効果があるメカニズムをご説明したいと思います。
まず、トイレの臭いの原因はなんでしょうか。
主に、硫化水素、メタンチオール、アンモニアの3つの成分だといわれています。
なかでも一番の悪臭の原因となるのが硫化水素です。
これは卵が腐ったような臭いといえばすぐに思い浮かぶと思います。
硫化水素というと有毒ガスというイメージがありますが、排せつ時に発生する量は低濃度で微々たるものです。
臭いは気になりますが、中毒症状などを引き起こす濃度ではありません。
しかし、無害とはいえ臭いは気になります。
そこで、マッチの登場です。
マッチに火を点けると「二酸化硫黄」という物質が発生します。
この二酸化硫黄が、トイレの悪臭の原因と言われる「硫化水素」と化学反応を起こし、「水」と「硫黄」に変化します。
硫黄と聞くと温泉の煙の独特な臭いを思い出しますが、実は硫黄単体は無臭なのです。
また、マッチの成分にはリンが含まれています。
リンは、嫌な臭いの原因である硫化水素のガスを燃焼させる働きがあります。
これらの働きによって、使用後のトイレの嫌な臭いを消し去ってくれるわけです。
化学的な理由ってすごく説得力がありますよね。
是非、実際に試してみる価値ありです。
[washmiddle]マッチでのトイレ後の臭い消しの方法と注意点
マッチでの消臭方法はいたって単純で簡単です。
便器のそばでマッチを一本擦るだけです。
あとは、木の軸の部分が少し燃えるくらいまで火を燃やし続けます。
そうすることで、排せつ後の嫌な臭いはスッキリと消滅させることができます。
すごく簡単です、手間もかかりません。
ただ、注意点が何点かあります。
火を扱うので、もちろん火のそばを離れてはいけません。
火を消した後のマッチ棒の処理の仕方も、確実に火を消してから処分しましょう。
一番手間がかからない方法は、ビンを用意して置いて擦ったマッチの火を消して水に浸けてから処分する方法です。
間違ってもマッチをゴミ箱に直接捨ててしまっては駄目ですよ!
マッチを擦っても煙がもくもくとは出ませんが、火災報知機があるトイレでは使用しない方が無難です。
また、簡単な方法だからといって、お子さんにさせることも危険ですから控えておきましょう。
マッチ以外のトイレの臭い消しの方法は?
マッチでの消臭方法も非常に経済的で環境に優しい方法ですね。
この方法は、ぜひ私も取り入れてみたいと思います。
私が実際に行っているトイレの消臭方法は、コーヒーかすの利用です。
一日のうちに、必ず1回はコーヒーを飲むのでコーヒーのかすは毎日出ます。
これを、しっかり乾燥させて小さな器に入れてトイレの隅に置くだけです。
これをキッチンとトイレ、玄関の三カ所で行っています。
玄関の消臭効果としては、特に効き目があるように思います。
トイレの場合は、即効性はありませんが時間が経つと嫌な臭いを消してくれています。
同じように即効性はありませんが、炭を置いておく方法もあります。
また、コーヒーかすと同じように身近な消臭作用のあるものとしてはもう一つ、茶殻もあります。
飲んだ後のお茶の葉をザルに取って、陰干ししてカラカラになるまで干します。
乾燥させた茶殻をお茶パックに詰めれば、不快な臭いを消す消臭剤に早変わりです。
すぐに臭いを消したい場合は、香水を一吹きトイレに吹きかける方法もあります。
また、便座の蓋は使用後には閉めることを習慣づけるとよいでしょう。
蓋を閉めることで臭いをトイレ全体に充満させることを抑えることができるだけでなく、便座の蓋を閉めることはトイレの菌の繁殖の予防にもなります。
また、ウォシュレットが付いているタイプのトイレであれば節電にもなります。
エチケットとしてお子さんたちにも実行してもらうとよいですね。
しっかりと掃除したつもりでも、何だかトイレの臭いが気になる場合は、目に見えない尿の飛び跳ねなどによる汚れが原因の場合もあります。
狭いトイレの場合、床だけでなく壁にまで飛び散っていることがあります。
汚れから雑菌が繁殖して臭っている場合もあります。
なるべく尿が飛び散らないように用をたすようにすることが大切です。
トイレのアンモニア臭には、クエン酸が効果的と言われています。
クエン酸は酸性の性質を持っているので、アルカリ性の性質をもつアンモニア臭を分解する力があります。
水500ccに対してクエン酸を25gほどまぜスプレータイプのボトルでクエン酸水を作ります。
これを便器にシュッと一吹きするだけでも臭いを抑える効果があります。
作ったクエン酸水は、1か月は持つので非常に経済的ですね。
クエン酸水のスプレーは、尿の飛び散りやすい腰より低い位置を意識してスプレーしましょう。
そして、トイレは常に清潔に保つことが臭いを抑える最大のポイントです。
必要なもの以外は置かず、いつでも掃除のしやすい状態をキープしておくことが大切です。
床に物が色々置いてあると、掃除もつい雑になってしまったり、拭き損ねたりする場合もあります。
シンプルなトイレを目指しましょう。
まとめ
臭いは記憶に残るとお話しましたが、トイレの匂い=嫌な臭いとイメージされないような快適で清潔なトイレにしたいですね。
自分のにおいで、人を不快にさせてしまうのは恥ずかしいです。
特にお客様ならなおさらです。
自分も、できれば人の使った後のトイレの臭いを気にせずに生活したいものです。
もし、お客さんが来るのに消臭スプレーが無い!!切れてしまっている!という時にはマッチを利用してみて下さい。
いざという時の心強い対処法ですので、覚えておいてくださいね。