ラー油がはねた時の油の赤い染みは、かなり手強そうですよね。
「あ~、もう!」と声に出したくなるほど、ショックです。
今回は、洗濯前の基本的なラー油の染み抜き方法と頑固なラー油な染み抜き方法、ラー油を落とす時の注意点についてご紹介します。
洗濯前のラー油の染み抜き方法を知れば、万が一ラー油がはねても慌てることはないですよ。
それでは、ラー油の落とし方のポイントをチェックしてください。
[washmiddle]
もくじ
ラー油の落とし方は?
ラー油の落とし方は、基本的に食器用中性洗剤を使います。
口にするものによってついた染みは、食器用中性洗剤でほとんど落ちます。
手順は、「油分を落とす」と「色素を落とす」に分かれます。
- 食器用中性洗剤と歯ブラシ(油分を落とす)
- 洗濯用の液体洗剤(色素を落とす)
手順としては、まず油分を落としてから色素を落としていきます。
手順1:ラー油のがついた部分の裏側から、水をかけておきます。
手順2:水で濡らしたあと、食器用中性洗剤を1滴~2滴ほど垂らします。
手順3:揉み洗いで、食器用中性洗剤を浸透させて油分を溶かします。または、歯ブラシでのラー油の染みの裏側から軽く叩きます。
手順4:ラー油の染みの裏側からの裏側から流水をあててください。洗剤の溶けたラー油の油分と食器用中性洗剤を洗い流します。
油分を落としたら、次は仕上げに色素を落としていきます。
手順1:油分落ちしをした場所に、洗濯用の液体洗剤を塗り込みます。
手順2:あとは洗濯機で洗濯をしたら、ラー油の落としは完了です。
ここまですれば、だいたいラー油の染み抜きは完了しますが、もしそれでもラー油のシミが落ちない時は、次の方法を試してみてください。
[washmiddle]
それでもラー油のシミが落ちない時は?
それでもラー油の染みが落ちない時は、酸素系漂白剤を使います。
時間が経っている染みは、食器用洗剤で落ちない場合もあります。
- 酸素系漂白剤
- 洗面器またはシンク
手順1:ラー油の染みを覆うように、酸素系漂白剤をつけていきます。
手順2:洗面器やシンクを使って、10分程度つけおき洗いをします。ぬるま湯をラー油の染みの部分がつかるくらいに入れてください。
手順3:他の衣類と混ぜないで、いつも通りに洗濯機で洗えば終了です。
[washmiddle]
ラー油を落とす時に注意すること
ラー油を落とす時に注意することは、7つに整理しておきます。
注意点1:自分の手に負えないものは絶対にクリーニング屋さんに相談する。
無理にラー油のシミを落とそうとして、大切な服をダメにしてしまっては意味がありません。
注意点2:色柄物の衣類の染み抜きは、色落ちしないかを必ず確認すること。
どんなシミでも、まずは色落ちテストをしてから染み抜きをしましょう。
例えば、衣類の裾の折り返し部分など、目立たない部分でチェックします。
注意点3:黒や赤など濃い色の衣類は、色落ちチェックもしないほうが良い。
濃い色の服は、色落ちテストをすると色が変わってしまう確率が高いので、プロに相談しましょう。
注意点4:最初に染み抜きを試すために使う洗剤は、食器用中性洗剤にすること。
始めから洗浄力の強い洗剤を使うと服にダメージを与えることになるので、まずは洗浄力が強過ぎない洗剤から試してみましょう。
注意点5:食器用洗剤でにじまない染みは、こすって落とそうとしない。
にじまないのは、染みが洗剤に溶けだしていない状態ということは、食器用中性洗剤で落ちないということです。
食器用洗剤で落ちない場合は、次の方法を試しましょう。
注意点6:洗剤を付けて揉み洗いをする時は、生地を強くこすらないこと。
同様に、洗剤を付けて歯ブラシで叩く時は強く叩かないようにします。
衣類の生地を傷めてしまった場合は、元通りになりません。
注意点7:シルク、麻、レーヨン、テンセルなどはプロに任せましょう。
シルク、麻、レーヨン、テンセルなどの素材は、「擦れ」に弱いので、軽い揉み洗いでも生地が傷む心配があります。
プロにお任せした方が安心です。
- 自分の手に負えないものは無理せずクリーニング店へ
- 染み抜きをする前には、必ず色落ちテストをする
- 濃い色の衣類は、色落ちテストも避ける
- 洗剤は食器用中性洗剤から使用する
- 食器用中性洗剤でにじまないシミは、擦って落とそうとしない
- もみ洗いする時は、強くこすらない
- シルク、麻、レーヨン、テンセルなどの素材は、クリーニング店にお願いする
[washmiddle]
まとめ
今回は、洗濯前の「基本的なラー油の染み抜き方法」と「頑固なラー油な染み抜き方法」、「ラー油を落とす時の注意点」についてご紹介しました。
口にするものによってついた染みは、食器用中性洗剤でほとんど落すことができます。
それでも落ちない、時間が経っているラー油の染みは、酸素系漂白剤をお試しください。
ラー油を落とすことに必死になりすぎて、大切な洋服をダメにしてしまっては意味がありません。
デリケートな素材の衣類は、無理せずにプロのクリーニング店にお任せしましょう。
[washdown]