フローリングや壁に油性ペンがついた時、簡単に消すことができず困ります。
油性ペンの落とし方は雑巾で擦るだけでは落ちず、無理にするとフローリングや壁を傷つける可能性もあります。
今回は、フローリングや壁についた油性ペンを消す方法を紹介します。
油性ペンの落とし方を知っていれば、うっかりつけてしまっても安心ですね。
賃貸だと、退去する時に壁やフローリングが汚れていると修復費用がかかります。
また持ち家の場合だと、せっかくの持ち家の壁やフローリングが油性ペンで汚れた状態だと
残念ですよね。
[washmiddle]もくじ
油性ペンが落ちない理由は?
そもそも、どうして油性ペンは簡単に落とすことが出来ないのでしょうか?
理由は、油性ペンは水性ペンと違って水に溶けにくい素材で出来ているからです。
油性ペンは、水性ペンでは弾いて書けないプラスチックやビニールにもかけるように、耐水性の溶剤とはがれにくい定着剤が含まれています。
油性ペンであっても、手などの皮膚やガラスなどのツルツルした素材であれば比較的簡単に落とすことができます。
ただ、紙や木などの表面がでこぼこしている素材だとインクが奥まで染み込んでしまって、落としにくい汚れになってしまうのです。
[washmiddle]フローリングについた油性ペンの消す落とし方
先程、木に着いてしまった油性ペンの汚れは落としづらいとお話しましたが、フローリングは木で出来ていますよね。
なので、フローリングに着いてしまった油性ペンを、雑巾で擦ったりするだけでは落とすことが出来ません。
しかし、あるものを使うとフローリングについてしまった油性ペンでも簡単に落とすことができます。
そのあるものとは、「ワサビ」です。
- チューブのワサビを油性ペンの汚れに塗り、よく馴染ませて汚れを浮かします。
- 汚れが浮いてきたら、あとはテッシュなどで拭き取ります。
これだけで油性ペンで出来た汚れを簡単に落とすことができますよ!
なぜ、ワサビで油性ペンの汚れが落ちてしまうのかと言うと、ワサビに含まれる「イソチオシアネート」という成分が油性ペンにも含まれていて、このふたつが混ざり合うことで汚れが浮き出て簡単に落とすことが出来るのです。
ワサビでも薄く汚れが残ってしまった場合は、エタノールを使って汚れを拭くとキレイに落とすことができます。
しつこく油性ペンの汚れがフローリングに残ってしまったときには、試して見てくださいね。
[washmiddle]壁についた油性ペンの落とし方
壁に油性ペンがついてしまった場合も、壁紙は紙でできているので油性ペンが落としにくい素材です。
壁についてしまった油性ペンの汚れをワサビで落とそうとすると、次はワサビが壁に染み込んでしまい、壁をさらに汚してしまいます。
そこで、壁についた油性ペンを落とすにはエタノールを使用します。
- コットンにエタノールを含ませて、汚れに押し当て汚れを浮かしていきます。
- だいたい10秒ほど押し当てて汚れが浮いてきたら、次はメラミンスポンジで汚れを落としていきます。
メラミンスポンジに水を含ませてから、壁を傷つけてしまわないように優しく
擦って汚れを落としていってくださいね。
強い力で壁を擦ってしまうと壁紙を傷つけたり、壁紙が剥がれてしまうので
細かく狭い範囲を優しくこすって落とすようにしましょう。